日経連の偉い人が、
「男女雇用機会均等法などけしからん。
日本には、男女七歳にして席を同じゅうせず、
という美徳がある。
そういう日本の伝統を勉強せずに、
雇用機会均等法などもってのほかだ」と言ったんですよ。
そうしたら、全日通や日教組や連合の幹部たちが、
「それ見ろ。日本は、こういう時代遅れの人間が
経済界を主導している国だ。
男女雇用機会均等法は、絶対に通さなくてはならない」
と言って、全面的に賛成しました。
とにかく、激しい議論になった。わたしは、議論を聞いていて、
「ちょっとわからなくなりました」、と、途中で手を上げて、
「男女雇用機会均等法が通れば、
労働者の数が倍になります。競争が倍になるわけですから、
労働組合側は導入に反対すべきだし、
労働者が競い合うことになるのですから、
雇う側としては得になるわけで、
経営者側は賛成すべきではないですか。」
・・・
日経連さんは怒りましてね。
「そんな下らない議論を聞きにきたんじゃない。
俺は返る」と言って、本当に帰っちゃった。