シエスタ(西: siesta)は、スペイン語でお昼もしくはその時間の昼休憩(13:00~16:00が目安)を指す言葉である。本来、siesta という言葉は、ラテン語の hora sexta(第六時)における sexta を由来とする。すなわち日の出を基準として「第6時」(日の出から6時間後)、つまり、おおよそ正午辺りの時間帯の意味である。ポルトガル語では、同語源の語で sesta(セスタ)と呼ばれる。siesta を昼寝を意味するものではなく、長い昼休みに何をしてもよいということである。寝ていなくても siesta である。
スペイン人は伝統的には日差しを嫌う傾向がある。ドイツ人や北欧諸国の人々のように太陽に強く憧れる傾向は極めて薄い。これはシエスタ習慣(昼下がりの睡眠が日没後の活動時間を延長させる)との関連性が指摘されうる民族性である。スペインでは日差しを回避するために、以下に述べるような独自の習慣がある。
・屋外競技の観客席は、試合中終始日陰になっている席(ソンブラ)が最も高く、試合途中から日陰になる席が次に高く(ソル イ ソンブラ)、試合中、終始日向の席(ソル)が最も安い(このような席料の違いは、昼間に開かれる闘牛でよく見られる)。このように日差しと席料に相関がある。そのため、全ての席が「日陰」となる日没後に収益性が最も高くなることからプロサッカー(リーガ・エスパニョーラ)の場合、日曜日であっても22時からのキックオフとなることがある(スペインは緯度が高いこと、中央ヨーロッパ時間を採用していること、サマータイムを採用していることから夏季は約2時間実際の時刻より早いため、日没の時刻は遅い)。また、選手の方も炎天下での試合は疲労が強くなるため、日没後の試合を望む傾向がある。
・ 日差しが差し込む南向きの店舗は好まれない。日陰となる北向きの店舗の方が賃料が高い。ただし、外国人旅行者(ドイツ人など)はスペインに強い日差しを求めてやってくるため、保養地では南向きの店舗の方が高い。
"